ブランド創業8周年を迎えて〜枠から飛び出そう〜

皆さん、こんばんは。RICCI EVERYDAY代表の仲本千津です。


先日の8月26日、無事に8周年を迎えることができました。これもひとえに、日頃からブランドを支えてくださる皆さんや、日本・ウガンダでアイディアを駆使しながら業務にあたってくれているスタッフたちのおかげです。本当にありがとうございます。


8年目を振り返ると、色々なことを経験したことで、またひと回りブランドとして成長させていただいたと感じています。Gift from TRASHコレクションの発表や、ウガンダ人アーティストとのカスタマイズ企画の展開、国際女性デーに#UNSTOPPABLE〜翼は自分の中にある〜の発信、そして私やブランドのことを題材とした本の出版など、さまざまなことに挑戦することができました。


一方で、さまざまな課題に頭を抱えることも多かったなと感じる一年でもありました。終わりの見えない円安に伴う仕入の高騰や、組織のあり方について考えさせられたりなどなど。一つ一つ課題に向き合いながら、知恵を絞って対策を考えつつ、にっちもさっちもいかない時はそっと課題にふたをして(笑)解決を先送りにしながら、それでも前に進んでいくしかないということを繰り返しています。相当負荷がかかっていたようで、あんなに丈夫だった体も弱ってきたなと感じることが多くありました。


とはいえ、私のいいところは、どんなに悩んでいたとしても、寝ると一旦ゼロクリアとなり、考えの整理がつくところなので、9年目もそんな自分の楽観的な性格に感謝しつつ、課題にも向き合いつつ、新しいことにも挑戦していきたいと思っている次第です。


まずは、アフリカンプリント以外の素材を使ったものづくりを深めることです。特にキコイやバティックなど、職人技がきらりと光る素材の良さを引き出しつつ、現代の文脈に落とし込んだデザインを開発していきたいと思います。そんな決意を込めて先週末アニバーサリー限定アイテムを発売したところ、多くの反響をいただき、とても嬉しかったです!ご購入いただいた皆さま、本当にありがとうございます。追加生産も検討しているところですので、購入できなかった皆さんは、続報をお待ちください。



また9年目はウガンダ以外の国にも、積極的に足を運んでみようと思っています。直近ではザンビアに仕事で行く予定があるので、まずはそこからスタートし、ガーナやタンザニア、ケニアなど、サブサハラ諸国を回りたいなと。各地のものづくりを行う人々に出会いながら、マーケットやクラフトショップを巡り、ウガンダとは異なる魅力をもつクラフト雑貨を発掘して皆さんに紹介できたらいいなと思っています。


そして、RICCI EVERYDAYの原点である「社会的に疎外された女性たちに寄り添いながら、ものづくりを通じてより良い生活と自信を築く」ということに立ち返り、新たな分野に一歩踏み込んでみたいと考えています。前回のウガンダ出張時に、さまざまな人のつながりの中で大きなチャンスを得ることができ、種まきをすることができました。実際に決まりましたら皆さんにもご報告しますが、それまではインプットに時間を費やしつつ、自分の知見を高めることに注力したいと思います。新たな挑戦に対しては、ワクワク半分、緊張半分といったところでしょうか。でもこんなチャレンジ自体が久しぶりで、チャンスを与えてもらえるならぜひそれを乗り越えていきたいと、鼻息を荒くしています笑。


と、とりとめのない内容になってしまいましたが、こんな感じでブランド9年目も走り抜けたいと思います。


引き続き、9年目のRICCI EVERYDAYをご愛顧いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。



RICCI EVERYDAY

仲本 千津