バーククロスの魅力
こんにちは。
RICCI EVERYDAYスタッフの近藤です。
先週木曜日は「世界はほしいモノにあふれてる」ご視聴くださり、ありがとうございました。
私もリアルタイムで視聴していましたが、画面越しにアフリカンプリントの魅力がたっぷり伝わってきてワクワクドキドキしていました。
個性あふれるファッションコーディネートや傘のデザインもとても素敵でした...。
ますますアフリカンプリントの楽しさに目覚めつつあります...!
さて、今回のコラムでは、放映中も一際大きなインパクトがあったのではないでしょうか...
「バーククロス」について、先日19日に代表仲本よりお送りしたインスタライブをもとにご紹介します。
▶︎3/19インスタライブ「ウガンダの伝統工芸品 バーククロスのご紹介」
バーククロスはウガンダが誕生の地である、「世界最古の布」と言われる樹皮布のこと。無形文化遺産にも登録されています。
現地の言葉である「ルブゴ」とも呼びます。
自然豊かな道なき道を進んでいきます。
バナナの木を刀のように研いで、木の皮と幹の間に入れて滑らせて皮を剥いでいきます。バナナの木の幹のような柔らかい素材を使うことで、本来の木を傷つけないようにする役割を果たしています。
放映時には、代表仲本が実際にバーククロスが誕生する瞬間の場面が登場しました。
今回は、剥いだ樹皮を燃やす場面をご覧いただきましたが、水につけて柔らかくすることもあるのだそう。
剥いだ後の木は、変色しやすく日光にあたることで乾燥しやすくなるため、中の湿度を保つためにもバナナの葉で全体を覆います。
高さのある木をしっかりバナナの葉で保護しているのですが、私たちにとっては、これまた新鮮な光景ですよね。
約半年後に、また新たな樹皮が再生し、素材として再び使用することができるのです。剥いで終わりではなく、何度も再生可能な素材としてあり続ける。自然環境にとっても、優しいのです。
ウガンダでは、バーククロスはスピリチュアルな場面や儀式の際に使われるとのこと。現在においても多くの方に深く親しまれている素材です。
バーククロスは伝統的な価値がとても高いですが、ファッションアイテムとしても身近に取り入れることができます。
バーククロスを扱って長く、インテリアアイテムなどを作って「Balungi Uganda」というブランドを経営されているエヴァさん。
ブラウン、ブラックの色味がメインの中、ホワイトバーククロスを使って、それらを様々な色に染めてジュエリーなどにしています。
「かわいい」とのお声を多数いただいた、スタジオでご紹介した8月に登場予定を目指している新商品、バーククロスを使用したバッグも、表面にブラウン、ブラック、ホワイトの3つのバーククロスを使用。
中の素材は、ウガンダの伝統布、腰巻用の布である「キコイ」を使っています。All Ugandaの素材で完成を目指し、エヴァさんと一緒に現在も製作段階です!
エヴァさんはアクセサリー作成に向けても試行錯誤を重ねており、染めの時も一つの布から複数の色を混ぜたタイダイ染めを行っているのだそうです。
- タイダイ染めとは -
タイ(Tie=縛る)、ダイ(Dye=染める)とあるように布生地を縛って染められた、染め物のこと。
生地をゴムなどで縛って、染料を塗り、染色する染め方です。
パープルやホワイト、ライトブルーなど色の展開も様々です。軽さも特徴の一つです。
こちらのアクセサリーは4/5にSelected by Cの商品としてオンラインストアに登場予定です。お楽しみに。
- Selected by C -
アフリカンプリントに限らず、ウガンダでのユニークなアイテムを代表仲本が買い付けて、皆さんにご紹介しています。
RICCI EVERYDAYだからこそ、チェックできるアイテムがあるかも!
ファッションアイテムだけではなく、エヴァさんはインテリアアイテムも作成しています。
例えば、バーククロス製のお面をアフリカ大陸に貼り付けたり、陶器の花瓶、ミニチュアの椅子などなど!
ご自宅もバーククロスアートはもちろんのこと、牛糞を使ったイミゴンゴアートをインテリアアイテムとして飾られているのだそう。ユニークで見ているだけでもワクワクするような空間、なんとも素敵です。
ファッション・インテリアアイテムとして異彩な存在感を放ちつつも、どこかあたたかさも感じられるバーククロスアイテム。ぜひ、エヴァさんのブランド「Balungi Uganda」のインスタグラムもご覧ください。
▶︎こちらから
これまでにRICCI EVERYDAYが商品として展開してきたバーククロスアイテムをご紹介!
【アニマルマスク】
【バーククロスアート・モンステラ】
【スクエアネックレス】
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最後に、代表仲本よりバーククロスにまつわる現地に訪問したからこその感想をご紹介したいと思います!
まずバーククロスそのものについて。
ー 「人類最古の布」と呼ばれるバーククロスがウガンダの特産品であることに運命を感じました。ウガンダの王国との歴史とも近いことからサステナブルな素材であることが分かりました。
そして放映をご覧になられた方はお分かりですが、実際に皮を剥ぐ職人さんのところへも訪問。現場の様子はいかに...
ー 職人さんのところを訪問するのは至難の業でした。というのも、職人さんは自分の場所をなかなか明らかにしてくれず、想定していた倍の時間をかけてようやく見つけ出すことができました。
4時間車を走らせ、なんとタンザニアの国境近くまで到達してしまったそうです...!
また皮を剥ぐのは、バーククロス誕生までの第一歩にすぎません。
ー 実際の作業風景を見させてもらい、1枚の布ができるまでに様々な工程を知る必要があり、手間隙かかる職人仕事だなと感じました。
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リアルな現場の迫力は想像以上であるはずです。
一歩一歩、1つのプロダクトとして完成させることがどれだけ大変でありつつも、尊いかを実感します。
アフリカンプリントだけではない、ウガンダの地から長く継承されている伝統素材「バーククロス」、いかがでしたか。
自然の恵から生まれた素材をぜひ実際に手にとって楽しんでいただき、現地の温もりを感じていただけたらと思います。
「バーククロス」の素材、そしてその素材から変幻自在に魅力を変えていく商品にも今後注目していただきたいです!
それでは!
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