“Gift from TRASH” アパレル業界の課題にチャレンジした新コレクションが登場!


こんにちは、RICCI EVERYDAYの髙井です。

秋冬アイテム、今年は何を買おうかな~なんて考えている今日この頃です。


さて、今回は今秋リリースとなった新コレクション“Gift from TRASH(ギフトフロムトラッシュ)”と、そのアイテムについて詳しくご紹介します。




“Gift from TRASH”は、RICCI EVERYDAYがより具体的な社会課題にフォーカスしたコレクションになっています。

デザイン性が高く、ソーシャルグッドなコレクションは、RICCI EVERYDAYファン必見です!



1.“Gift from TRASH”コレクションとは

2.1st Product: グッドウィル・バッグ

3.2nd Product: ホープ・バッグ

4.おわりに



1.“Gift from TRASH”コレクションとは


生産過程からでた布のハギレや先進国から流れついた古着ジーンズを活用し、アップサイクルして作られたアイテムをお届けする、新しいコレクションです。


昨今のアパレル業界で問題となっている、大量生産・大量消費。日本においては、年間30億点にものぼる衣料品がファッション市場に毎年出回りますが、実際に消費されるのは半分の15億点ほどで、残りは廃棄、もしくは開発途上国に安く売られていきます。


また難民キャンプへの古着の寄付により、アフリカをはじめとする開発途上国に流れつくものもあります。もちろん難民へ配給されるものが大半であるものの、捌ききれなかった古着は受け取り国の市場に流れつき、現地の人々に向けて、安いものだと一着10円ほどで叩き売られています。


代表の仲本が、ウガンダ滞在中に訪れたサンデーマーケット(古着マーケット)では、日本の有名なキャラクターがプリントされたTシャツを見かけたことから、「日本も他人事ではない」と感じたといいます。自分たちは知らず知らずのうちに、いらなくなったものをアフリカ諸国に押し付けているのではないだろうか、結果的に世界のゴミ箱のように扱っているのではないかと自問自答しました。



このように先進国からの余剰衣料品や古着によって、現地の人々が安く洋服を手に入れることができるのも確かなのですが、一方で現地の繊維産業や縫製業、ファッション業界に従事している人びとの仕事を奪ってしまっているという現実もあります。


「余剰品の有効活用」もしくは「寄付」といったある種の「善意」によって、実は世界の誰かの生活を圧迫しているという現実があることを、多くの人に知ってほしいという想いを込めて、“Gift from TRASH”コレクションが生まれました。



私たちは、古着のデニムを一度解体し、さまざまなパーツを組み合わせてデザインすることで、一つとして同じものはない新しい価値を付与し、発信することにしました。お客さまには、この商品を手にすることで、裏側にあるストーリーを含めて感じていただけることを願っています。


“Gift from TRASH”コレクションが、これまでの大量生産・大量消費のサイクルから、本当に必要なものだけを購入し、長く愛用するスローファッションへ転換するきっかけになったら嬉しいです。



2.1st Product: グッドウィル・バッグ


“Gift from TRASH”コレクション第1弾は「グッドウィル・バッグ」です!



古着マーケットで調達したユーズド・デニムと、ウガンダ工房での生産過程で出た布のハギレを使用して作られたトートバッグ。


「グッドウィル(goodwill)」とは「善意」を意味します。ウガンダの古着マーケットに世界中から「善意」や「寄付」として集まったデニムをアップサイクルし、このバッグを製作しました。その善意は、本当に誰かのためになっているのか。誰かの生活を圧迫していないのか。そのような想いが、このバッグには込められています。


グッドウィル・バッグ / ¥13,200(税込)


サイドのフリルはカラフルなハギレで作られています、一つひとつ柄や色の組み合わせが異なります。ぜひお気に入りの色合いのものを探してみてください!



サイズは、幅50cm×高さ27cm×マチ25cm。

フリルの部分に絞りが付いており、マチの幅を調節できるようになっています。



そしてうれしいことに(毎度ですが)、内側にはポケットが4つも付いています。両面についているので、どちらを表にして持ってもポケットが存在するという…!ありがたいポイントですね。


ボリューミーな見た目で、秋冬のファッションアイテムに負けない存在感を発揮してくれること間違いなしです。



3.2nd Product: ホープ・バッグ


そして第2弾は「ホープ・バッグ」です。



RICCI EVERYDAYのウガンダ工房の生産過程で出たハギレを活用し、ウガンダ特産品であるバーククロスや牛の角(カウホーン)を用いて作られたハンドバッグ。


昨年発表したNAWOLOVUコレクションの「エババッグ」と同じ形のデザインで、アップサイクルに希望を見出したいという想いを込め、「ホープ・バッグ」と名付けました。


ホープ・バッグ / ¥19,800(税込)


ホープ・バッグもグッドウィル・バッグ同様、ハギレの柄や色の組み合わせが一つひとつ異なっている、「世界に一つだけのバッグ」です。



ふた部分のカウホーンとバーククロス、そしてチェーンの持ち手がたまらなくおしゃれ(チェーンはゴールドのものからアンティークゴールドに変更になる予定です)。



もちろん内ポケットも付いています。



「アップサイクル」という以上、使用する素材が限られてしまいますが、それを全く感じさせないほどデザイン性が高く、その点がまさにこれからのファッション業界の「Hope(希望)」なのではないでしょうか。



4.おわりに


“Gift from TRASH”コレクション「グッドウィル・バッグ」と「ホープ・バッグ」のご紹介はいかがでしたか?


ハギレを重ね合わせたデザインは、なんとなくキルトっぽい雰囲気があり温かみを感じます。これから涼しくなる季節にもぴったりなのではないでしょうか。

 

RICCI EVERYDAYが、アパレル業界の大量生産・大量消費の問題にフォーカスした“Gift from TRASH”コレクション、ぜひチェックしてくださいね!