SRHRって知ってますか?「女性の健康のためのアクション」国際デー
こんにちは、RICCI EVERYDAYの髙井です。
5月ももうあと1週間ですね…。時の流れが早い!と感じる今日この頃です。
皆さん、来たる5月28日は何の日かご存知ですか?
あまり知られていないかもしれませんが、5月28日は「女性の健康のためのアクション」国際デーです。1987年に中米コスタリカで開催された「国際女性の健康会議」から始まりました。
- 「SRHR」とは -
セクシャル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)という言葉を聞いたことはありますか?SRHRは日本語では「性と生殖に関する健康と権利」と訳され、全ての人が「性」と「生き方」について自分で決める権利をもち、心身ともに満たされ健康な状態でいられることを意味します。
社会的な危機があると女性のSRHRは侵されやすく、コロナウイルス感染症のパンデミックも例外ではありませんでした。
- コロナ禍で後退した女性のSRHR -
コロナによる医療ひっ迫により、本来受けられるはずのリプロダクティブ・ヘルス・サービスが受けられないことがあります。その結果、意図しない妊娠や、安全でない中絶を行わなくてはならなくなるリスクが増えます。
また、外出自粛や禁止により家庭内で時間を過ごすことが増えることによって、家庭内での女性や少女への暴力のリスクが高まります。このような暴力は、コロナ禍において世界各地で増加しました。
さらに、共働き家族で共に在宅勤務を行う環境であっても、家事や無償ケアに女性が費やす時間は男性より圧倒的に多くなる傾向があり、女性への負荷が高くなります。
非正規やインフォーマルな形態の雇用に就いていることが多く、コロナ禍のような社会的な危機により経済が悪化すると、収入が減ったり、仕事を失ったりして貧困に陥る可能性がより高いのも、女性です。
- RICCI EVERYDAYのアクション -
女性が自分で自分の性や健康について意思決定できるようになるために、女性が経済的に自立していることや、そうなれる環境があることは大切なことです。
RICCI EVERYDAYはウガンダの都市部に暮らすシングルマザーや元子ども兵といった、社会的に疎外された人々を「作り手」として生産活動に巻き込んでいます。彼女たちは、仕事を通じて定期収入を得ながら生活を向上させると同時に、自らが手掛けた製品を誇りをもって世界に送り出すことで自信を得て、自分らしく活躍しています。
彼女たちが健康で自分らしく生きられるように活動すること、それがRICCI EVERYDAYのアクションです。
また、女性の人権とSRHRを守るために活動する「公益財団法人ジョイセフ」と、ウガンダで女性を感染症から守るプロジェクト(Safe Motherfood Project)を行う「SARAYA」のプロダクト「ラクトフェリン ラボ」と3社でコラボレーションして「ラクトフェリン ラボ ドネーションギフトセット」を発売しました。
1セットにつき1,000円がジョイセフに寄付され、Safe Mother Projectや「10代のシングルマザーのライフスキル支援」に使われます。(詳しくはこちらから)
代官山直営店舗でサンプルをご覧になれます。ぜひスタッフにお声掛けください。
- おわりに -
いかがでしたか?今回のコラムが、SRHRについて考えるきっかけになったら幸いです。
全ての人が、健康で自分らしく生きられますように…
参考
・ジョイセフHP https://www.joicfp.or.jp/jpn/