「アフリカの日」って何の日?
こんにちは、RICCI EVERYDAYの鷲田です。
5月も今日で終わりですね…。ゴールデンウィークや母の日とイベントが多い月で、気持ちも少しバタバタしていたのも、落ち着きを見せはじめたのではないでしょうか?
現在ロンドン留学中の鷲田ですが、イギリスも5月は祝日(バンクホリデー)が多く、どこかワクワクが町中に見える月でした。
今回のコラムでは、「アフリカの日」を紹介させていただきます。皆さんは「アフリカの日」を聞いたことがありますでしょうか?
1.アフリカの日とは?
2.より深く
3.終わりに
1.アフリカの日とは?
毎年5月25日はアフリカの日です。
なぜ5月25日かと言うと、1963年5月25日に現在のアフリカ連合(AU)の前身のアフリカ統一機構(OAU)が設立された日だからです。
毎年5月25日にアフリカとしての共通性とさらなる発展を再確認する機会とされています。
今年2023年は、設立された1963年から60周年でした。
2.より深く
AUという言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?特にアフリカに興味がある方は聞き慣れたワードかもしれません。
AUとはEU(欧州連合)からインスピレーションを得た、アフリカ55ヶ国からなるアフリカ大陸の政治的、経済的結合を目的とした世界最大の地域機関です。2002年にOAUから発展する形で設立されました。
OAU設立から60周年の今年は、1963年のOAU設立からのアフリカの発展を祝福すると同時に、アフリカ大陸内の自由貿易(AfCFTA)やアフリカ各国に焦点を当てた持続可能な開発、発展を目指した「Agenda 2063」の中期目標として定められた年でもあり、将来に向けた議論のきっかけになる年なのです。
3.終わりに
アフリカとひとまとめに言ってしまうことが多いですが、実際は54ヵ国(西サハラを加えて55ヵ国)あり、多種多様な人々、文化が折り重なった大陸なのです。しかし一方で、アフリカとしての文化的、歴史的共通点が多いのも事実だと思います。
AUと日本、またアフリカの国々と日本も多く関わりがあります。今回のコラムは学術的な色が濃いものだったかもしれませんが、アフカンプリントをはじめとする文化を通して、アフリカの歴史や発展について考えるきっかけを提供できればとコラムを書かせていただきました。
急速な発展とそれに伴う格差の問題が浮き出ているアフリカ、アフリカの日に一度自分とアフリカの繋がりを考えてみてはいかがでしょうか?
参照
African Union https://oau60.au.int/
Agenda 2063: The Africa We Want. https://au.int/en/agenda2063/overview