Selected by Cの商品をご紹介
こんにちは。RICCI EVERYDAYの仲本千津です。
今回は、5/7からオンランストアに登場したSelected by Cシリーズの商品を一挙ご紹介!ウガンダでお買い物しているような感覚で読んでいただけたら嬉しいです。
- なぜSelected by Cをスタートしたのか
- ピチャのハッピーヒッポ
- カラフル・ビーズ・カウ
- Anwar Sadatの絵画
- 最後に
- なぜSelected by Cをスタートしたのか
ウガンダ滞在中の私の楽しみの一つが、現地のセレクトショップやクラフトマーケットを周ること!様々なアーティストやクラフトに出会い、毎回ワクワクしています。
そのワクワクを、時空を超えて皆さんと共有したいと思ったのが一つ。もう一つの理由は、コロナ禍において彼らのクリエイティブ活動が、継続できなくなっている現実があるからです。
クラフトは主に観光客や外国人に人気がありますが、コロナ禍で観光業が大打撃を受けているウガンダにおいて、クラフト市場も同様に厳しい状況に直面しています。こういう状況下で少しでもアーティストたちが新しいものを生み出せるように、私たちができること(生産者とお客さまをつなぐ)を最大限やろうと考え、Selected by Cシリーズをスタートすることにしました。
ちなみにSelected by Cの”C”は、私の名前”Chizu”の”C”です笑。
- ピチャのハッピーヒッポ
ピチャはウガンダの北部に暮らす、元子ども兵だった女性です。二人の子どもとともに生活をしながら、ペーパービーズのネックレスやアフリカンプリントのバッグやぬいぐるみを製作して販売することで、生計を立てていました。
彼女に出会ったのは2020年2月。ちょうど新型コロナウイルスがパンデミックになる直前のことでした。彼女は普段通り、北部の主要都市であるグル市中心のマーケットで、ミシンをカタカタ動かしながら、傍でペーパービーズや動物のぬいぐるみを販売していました。その中で一際目を引いたのが、このカバのぬいぐるみでした。他のマーケットで動物のぬいぐるみを売っている人はいましたが、こんなにも綿をしっかり詰めて、カバ独特のフォルムを再現したぬいぐるみを他では見たことがなく、「これは可愛い!」と思い、買い付けたのを覚えています。
その後新型コロナウイルスが本格的に蔓延し、ウガンダもロックダウンに入ってしまい、なかなかピチャと連絡が取れずにいたのですが、先日ようやくカバのオーダーを出すことができました。それが海を越えて、日本にやってきたというわけです。
すでにSold Outになっているカバもいますが。。。ぜひのぞいてみてくださいね。
- カラフル・ビーズ・カウ
ケニアやウガンダでよく見られるビーズ・ワーク。ケニアだとマサイ族のビーディングが有名で、RICCI EVERYDAYでもマサイビーズのピアスを取り扱っています。
今回は、ウガンダでよく見る牛を再現したビーズ・オブジェをご紹介します。ウガンダの牛は「アンコレ牛」と言われる品種が有名で、大きな角を備えているのが特徴的です(ちなみにこの角は、職人がしっかり磨くことでアクセサリーや小物として生まれ変わります)。
(Daily Monitorより拝借)
すごくないですか。。。角と本体の比率がきちんと再現されているのです笑。お部屋にこの子を置いた時の存在感たるや。。。色もホワイトとゴールデンブラウンという、実際の牛の色と同じもので、インテリアとしても馴染むものをご用意しました。
ぜひお部屋の中に取り入れてみてくださいね。
- Anwar Sadatの絵画
Anwar Sadatはウガンダ人アーティストで、実は日本にも来たことがあります。私が初めて彼に出会ったのも、渋谷のUnited Arrows / Beauty and Youthでライブペインティングをしているところでした。その時の滞在が楽しかったのか、彼は大の日本びいき。彼のギャラリーに遊びに行くといつも温かく迎え入れてくれます。
今回も彼の作品2点をSelected by Cでご紹介しています。ちなみに彼の作品には必ず動物が描かれているのですが、それには理由がありました。ウガンダの子どもたちのほとんどは、動物を見る機会をもてず、彼が代わりに描いてみせたいという気持ちがありました。ウガンダの野生動物は、国立公園か動物園に生息しているため、現地の人にとってはお金を払わなければ見ることのできない存在で、実は私たちより、動物は遠い存在なのかもしれません。
そしてもう一つの理由は、描くことを通じて、生物多様性の保全を訴えていきたいということでした。
彼の作品は、単なるペイントではなく、アフリカンプリントを随所に使っているのも特徴的です。カラフルな色彩や独特な柄が融合した、彼の世界観をどうぞお楽しみください。
- 最後に
いかがでしたでしょうか。今回は現地のアーティストの作品をいくつかご紹介しました。
彼らの作品に共通して感じられるものは、素材や技術に大きな制約があるけれども、素晴らしいものを生み出そうとする野心的なクリエイティブ魂を持っていること。廃材をうまく活用したり、同じ素材で別のものを生み出してみたり、彼らのアイディアには圧倒されてばかりです。
ぜひその魅力を、Selected by Cを通じて、皆さんにもおすそ分けできたらいいなと思っています。
Selected by Cの商品はこちらから購入できます。