「国際チャリティー・デー」より良い社会の実現に向けて

皆さんこんにちは、RICCI EVERYDAYの結城です。


みなさん「国際チャリティー・デー」の目的や取り組みを知っていますか。今回は、9月5日の「国際チャリティー・デー」について、私自身の経験談も交えながら、みなさんと一緒に支援やボランティア活動について考えていきたいと思います。



1.国際チャリティー・デーとは

2.そもそもボランティアって?

3.私とボランティア活動

4.最後に


1.国際チャリティー・デーとは


毎年9月5日は「国際チャリティー・デー」と呼ばれる、国連が定める国際デーです。

 

ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサの没日にちなんで国連が2012年に制定しました。

 

国際チャリティー・デーの目的は、慈善活動やボランティア活動の重要性を世界に向けて発信することです

 

 

2.そもそもボランティアとは??

 

「ボランティア」と聞くと皆さんはどのようなイメージ・活動を思い浮かべますか。ボランティアの語源はラテン語の「Voluntas」=自由意志(自分の意思を持って行動する、喜んで何かをする)に由来すると言われています。

 

つまりボランティアは“自発的な意志に基づいて、人や社会に貢献すること”といえます。

 

ボランティアは社会・地域の多種多様な課題に対してみんなで協力しながら新たな方法や仕組みをつくりだし、社会をより良くすることを目指します。

 

また、ボランティア活動は地位や名誉、金銭を目的とした活動ではなく、様々な出会いや発見、感動、仲間、よろこびなどの精神的な報酬、経験を得ることができる、お互いがプラスになる活動だと思います。

 

(コロナ禍で小・中学生が学校に行けなくなり、毎食ご飯を作るのがお金的にも時間的にも厳しいという声がきっかけで始まった子供応援弁当)


3.私とボランティア

 

私がボランティアと出会ったのは高校1年生の春でした。なにか新しいことをしたいと思っていた時に母親が地元のボランティア団体を紹介してくれて活動を決めました。

 

その団体では高校生同士で何をするか話し合って実際に子ども食堂や募金活動、市と連携した貧困撲滅の為のイベント、フェアトレードイベントなどを行いました。

 

計画から実行に移すには困難もありましたが学校も学年も違う高校生達と話し合いながら進めるということはとてもいい経験になりました。

 

(タイやフィリピンなどの少数民族のハンドメイドのフェアトレード商品を販売)

(子供の貧困撃退を目的としてクリスマスに街中のゴミ拾いをするサンタdeラン)



高校2年生になるとたまたま新聞で見た「夜間中学校」に興味を持ちました。夜間中学は誰もが学び直しのできる学校で、外国籍の方、お年寄りの方、不登校の方などが通っています。

 

この時に私も関わりたいと思い、高校の探究活動のテーマを「夜間中学校」にしました。そして学校が開校した後は私もボランティアとして活動に関わり、今も継続しています。

 

年々学習者は増えており、特に外国籍の若者の子達が多く通っています。ボランティアとして関わる中で、同じ地域に暮らしている外国籍の方の課題やいろんな視点からの意見を知ることができ、とても学びになりました。私が日本語を教えるだけでなく、相手からも相手の国について教えてもらうことでお互いへの理解も深まったと思います。

(自主夜間中学開校の記事)

(自主夜間中学校の様子。私の地元では平日週2回と月に一回日曜日に行っています。学習者が増えていく一方で教えるボランティアが減っているのが課題です)

 

このような色んなボランティア活動に関わることによって新たな課題を自分でも見つけられるようになり、高校2年生の春に自分のボランティア団体を立ち上げました。

 

高校生だけでできることは少ないですが、“高校生だからできること”をやりたいという気持ちが大きくありました。

 

(自分で設立したボランティア団体の活動と仲間たち)



4.まとめ

 

ボランティアは規模の大小、助ける対象によって様々なものがあります。その中で自分が関わりたいと思ったものにぜひ参加してみてください。前述のように、ボランティアはこちら側が一方的に与えるだけでなく私達も素敵な経験と新たな価値観を得ることができます。

 

そして自分が活動するだけでなくその魅力を周りに伝えることによってボランティアの輪を広げることができたら国際チャリティー・デーのゴールに近づくのではないかと思います。

 

また支援やボランティアについて考えるとき、まずは社会問題について知る・興味を持つというきっかけが大切だと思います。RICCI EVERYDAYは社会問題から始まっておりその想いを忘れずに9周年を迎えました。

 

RICCI EVERYDAYが社会問題や社会について考えるきっかけとなると幸いです。

 

コラムではこのような社会問題やRICCI EVERYDAYと社会の関わり方なども紹介しているのでぜひご覧下さい。