プラスチック使用の今 ー私たちができることはー
こんにちは。RICCI EVERYDAYの佐々木です。
暑い日が続き、いよいよ本格的な夏が到来しましたね。みなさま,今年の夏はどんな過ごし方をされますか?
さて、今回は「プラスチックフリージュライ」に合わせ、プラスチック問題についてお話します。
是非最後までお読みいただけたら幸いです。
今回のコンテンツはこちら
- プラスチックフリージュライとは?
- プラスチックの問題
- 日本のプラスチック事情
- プラスチック利用を減らすには?
- 最後に
- プラスチックフリージュライとは?
「使い捨てプラスチックの使用量を減らそう」という目的で2011年オーストラリアから始まったムーブメントです。
公式ホームページから誰でもこのムーブメントに参加することができます。
- プラスチックの問題
プラスチックは私たちの生活に欠かせない素材となりました。ただ、プラスチックがもたらす影響は、気候変動や生物多様性の喪失、人体への影響など様々です。
このような問題を背景に、プラスチック利用削減に向けた取り組みが色々な場所で行われています。
身近な例で言うと、ペットボトル飲料のラベルレスや、レジ袋の有料化、カフェでのストローが紙製に変わりつつあることが挙げられます。
生活の身近なところから、使い捨てプラスチックの利用削減を心がけていきたいですね。
- 日本のプラスチック事情
日本はプラスチックの生産量が世界3位、そして容器包装プラスチックごみの消費量に関しては、世界2位となっています。コロナ禍において、テイクアウトやデリバリーの需要が高まり、特にシングルユースプラスチックの利用が増えたのではないでしょうか?
また、廃棄されたプラスチックはどのように処理されているのでしょうか?
実は、廃棄プラスチックの内、84%が有効利用されているというデータがあります。「え、日本ってそんなにリサイクル進んでいるの?」と一瞬思ってしまいますが、この84%のうち57.5%が「サーマルリサイクル」で処理されています。
サーマルリサイクルとは、プラスチックを燃焼させ、その際に発生したエネルギーを回収するということです。つまり、二酸化炭素を排出しているということなので環境に負荷が生じてしまいます。
また、廃棄プラスチックに関して別の問題も発生しています。それは、日本が廃棄プラスチックを大量に輸出しているということです。JETRO(2021)によると、マレーシアやベトナムなどに多く輸出しています。かつては中国が最大の輸出相手国だったのですが、2017年に中国が規制を行ってからマレーシアを中心とした東南アジアへの輸出量が増えています。
今後は、2021年からバーゼル条約の改正が行われ、リサイクルに適さない廃棄プラスチックを輸出する際は、事前に相手国からの承認が必要となりました。この流れから、プラスチックの輸出量は減少するかもしれません。しかし、今後はプラスチックのゴミ自体を減らすことが大切なのではないでしょうか。
- プラスチック利用を減らすには?
様々な問題が発生していますが、プラスチックフリーの生活を送るのはかなり難しいですよね。
少しでもプラスチックの使用を減らすために、例えば、使い捨てプラスチックの使用を最小限にする、生分解性プラスチックを取り入れてみるなど様々な方法があるでしょう。また、プラスチック製品の代替品(紙や竹製品など)を取り入れてみるのも1つの方法でしょう。
最近はプラスチックの代わりに紙製品が使われていますが、すぐに使い捨ててしまうのでは、環境に配慮しているとは言い難いでしょう。私たちが消費行動に責任を持つことも大切かもしれませんね。
- 最後に
いかがでしたか?
以前も「レジ袋有料化、そしてその後を追う」というタイトルで、プラスチックがもたらす影響やイギリスのレジ袋事情を紹介しました。こちらも是非お読みください。