本を読んでくれた皆さんへ - 挑戦する勇気をどう持つか

皆さん、こんにちは。RICCI EVERYDAYの仲本千津です。

 

前回のコラムからだいぶ日にちが経ってしまいました。もう気づいたら、今年も残り1ヶ月ですね。時間が経つのがあっという間で驚きます。今年やり残したことはないですか?

 

前回から引き続き、学生の皆さんからよく聞かれる質問に答えていきたいと思います。

 

「どうしたら、挑戦する勇気をもてますか」

 

この質問の後ろには、失敗に対する不安が見え隠れしています。確かに、誰でも失敗するのは怖いので、挑戦を躊躇ってしまいがちですよね。私も過去に、大きな挑戦(と自分の中で感じている)を3回ほどしてきましたが、毎回不安などのネガティブな感情に押しつぶされそうになりました。ちなみに私が経験した挑戦とは、一つは就職をせずに大学院に進学したこと、二つ目は銀行をやめてNGOに入社したこと、三つ目はサラリーマンをやめて起業したことです。

 

始めの二つはそれほど勇気のいる決断ではなく、むしろその先の未来にワクワクしたものでしたが、三つ目の挑戦は、決断をするのに大きな不安がありました。

 

そんな時に私が実践した、不安を払拭して挑戦しようという意欲が湧いてくる方法とは、まず不安から逃げずに正面から向き合って、自分が何に対して不安を感じているのか(お金なのか、周囲からの見え方なのかなど)を細かく言語化することです。見えないと不安はどんどん膨らんでいってしまうので、ノートに書き出して、整理するところからスタートしてみてください。

 

そして一つ一つの不安に対して、どんな解決策があるかを考えて、不安を潰していきます。分からない時は、周りからアドバイスを得るのもいいかもしれません。その際、同じような経験をしている方に聞くと、より現実的な回答を得られると思います。

 

また不安に感じていることの80%は実際には起こらず、残り20%もきちんと準備しておけば対処可能と言われています。そう聞くと、ちょっと安心しますよね。挑戦の前に、不安の正体を暴き、どう対処するかを考えておくのが良さそうです。

 

あとは、何かに挑戦する時、小さく始めてみることもおすすめです。The Big Picture Starts Smallという言葉がありますが、小さく始めれば、リスクも軽減でき、仮にうまくいかなかったとしても、そんなに痛手にはなりません。逆にうまくいけば、成功体験を積むことができ、自信に繋がります。私も起業した時は、ウガンダ人3人+私と母という、最少人数からスタートしました。そして少しずつスタッフが増え、今の形になっています。

 

色々と書いてきましたが、私は「挑戦する勇気」を持っているというよりか、「挑戦する時の考え方・やり方を知っている」という方が正しいかもしれません。ぜひ皆さんが何かに挑戦しようとする時、何かしらに不安を感じていたら、今日挙げた方法を参考にしてみてください。また他にも、「こんな方法を試してるよ!」というアイディアがありましたら、ぜひ教えてくださいね。次の私の挑戦の時に、参考にさせていただきたいです。

 

一人でも多くの人が、ありたい姿に向かって挑戦できますように!